日本橋三越「リクチュール」ポップアップショップオープン
「リクチュール」とは、リサイクルの「リ」と、フランス語の「仕立て、縫製」を意味する「クチュール」の造語です。不用品からより次元の高い価値ある衣類を創造しようというもので、このブログでも2013.10.8付けや2014.1.31付けなど何度も取り上げてきました。
今、この「リクチュール」のポップアップショップが、24日まで日本橋三越本店1階にオープンしています。販売されているのはストールやコサージュで、リクチュール活動に取り組むデザイナー9名の作品が美しくディスプレーされています。
すべて布の切れ端や糸など使われなくなった端材を手作りして仕上げたものばかりです。ふんわりとやわらかいシルクやコットンに太い糸やリボンがあしらわれていたり、絞りの布などがコラージュされていたり、丁寧なつくりに温かい手のぬくもりが伝わってくるようです。
実は一点ものですし、商品化は難しいのではないかと思っていました----。でも売場で伺うと、他にはないデザインやクオリティのよさが好評だそうです。インバウンドの方にも人気とか。
使い捨ての風潮を変えようというデザイナーたち、彼らの優れた感性が生み出す「リクチュール」に改めて注目です。
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